伊根町伊根浦2012/09/22


一泊二日ですが、久々に旅らしい旅に出かけてみた。
京都北部の旅シリーズ第一回は、
伝統的建造物保存地区「伊根町伊根浦」にイツテミタ。

岡山から車を走らせ、到着したのは伊根湾巡りの遊覧船乗り場。
丹後海陸交通株式会社さんが運営する伊根湾巡り遊覧船。(TEL0772-32-0009)


乗船したのは、かもめ5号。就航3日目の新造船。
新しいってのは気持ちいいもんです。

それにしても天気が悪い。今にも降り出しそう・・・。


おっと、そうこうしてる内にお目当ての町並みが見えてきました。




プライバシー保護の都合であんまり近くには近づけないそうです。
写真では分かりにくいですが、海岸線に沿って立てられてる家は
一階に船を駐艇出来る舟屋と呼ばれる家屋が
230軒ほど立ち並ぶ町並みです。



遊覧船 を下船し今度は高台にある道の駅の展望台からの風景です。
三方をぐるりと岩山に囲まれた湾の形状が分かりますかね?
かなりの勾配の斜面ですが、 そのままの角度で海に続いてるそうで
波の穏やかな湾を形成してるそうです。

もう古いかもですが、某国営放送の朝の連続ドラマ
ええにょぼのロケ地にも使われてたそうです。見てないけど・・・

この町並みが出来たのは、明治13年から昭和25年まで続いた
鰤の大漁による景気と、この道「府道伊根港線」の拡張工事のおかげ。
幅員4mの道路を挟んで、母屋と舟屋が立てられ現在の町並み形成に至ったそうな。
左が母屋、右側が舟屋側です。

フラフラと町並み散策してると、住民と思しきお母さんが
中を見て行きなさいと声をかけてくれました。

舟屋の一階、実際に船が停泊中です。
こんな風に船を大事に扱って来たんですね。

お母さんの舟屋では小型の船があるのでこうして停泊出来るそうで


今時の船は大型化してるので、完全な舟屋として使われる家は少ないそうです。
こんな具合に桟橋代わりに使われてる様です。

話し込んでたら二階も見て行きなさいと、お家にあげてもらいました。
見ず知らずの我々になんと優しい。本当にありがとです。



窓から広がる伊根湾の穏やかな風景。
涼しい海風が何とも爽やかで気持ちいい♪

夏の終わりには伊根湾で花火大会もあるらしい。
ここから見る花火は最高だろうなぁ♪
さて、お母さんのお邪魔になっても行けないので
そろそろ引き上げて町並み散策に戻ります。



遊覧船からの眺めてた家並みも、間近で見ると風情一際です。




海辺の町にはアヒルがよく似合う?????
アヒルぅ?しかも(おそらくですが)放し飼い?
カメラ慣れしてるのか近づいてもお構いなし。(笑)



歴史的には割と新しいけど、懐かしくも居心地の町並み。
コンビニとかはありませんが、いつかこんな町でのんびり暮らしたい
そんな気分になれる町並みです。



自分へのお土産は向井酒造さんの地酒、特別純米酒 京の春を購入。


お店の方が、よかったら倉庫の奥の景色も見てお行きなさいと
通してくれましたよ。



都会に住んでる訳ではありませんが、こういう所にくると
穏やかな時間が存在する事に安心するんですよね。
観光客には理解出来ない苦労もあるのでしょうが
これからもずっと大事にして頂きたいと切に願うミルヲでした。

なんとか天気もったみたい。ほっ。次回へと続く・・・

訪問日:2012/8/11